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エクシオグループは、2026年5月11日、自社による蓄電設備の構築・運用開始を発表しました。
同社として初の自社運営案件となる「岩手滝沢蓄電所」は、岩手県滝沢市に設置される系統用蓄電所で、PCS出力1,999kW、蓄電池容量10,000kWhのリチウムイオン電池を採用します。2027年2月の運転開始を予定しており、稼働後はJEPX卸電力市場、需給調整市場、容量市場への参入を進める計画です。

EPC事業者から運営側へ踏み込む
再エネ大量導入が進む中、蓄電所は電力系統安定化を支えるインフラとして需要が拡大しています。一方で、消防規制や系統接続協議、市場連動運転、EMS・PCSとの制御連携など、事業化には複雑な調整が必要となっています。
エクシオグループは2023年から蓄電所EPC事業を展開してきましたが、今回は事業者の立場で実運用を経験することで、設計・施工だけでは得にくい知見を蓄積する考えです。試運転期間短縮や運転開始遅延リスク低減、O&Mコスト削減などにつなげる方針を示しました。
市場連動型蓄電所の実績構築へ
同社は、自社設備の運用を通じ、充放電データやサイクル劣化情報を収集し、蓄電池システム構成の標準化も進めるとしています。特に需給調整市場や容量市場では、制御精度や稼働信頼性が収益性へ直結するため、実運用ベースのノウハウ確保が重要になりそうです。
国内では通信・建設系企業による蓄電所参入も増加しており、EPC事業と自社アセット運営を組み合わせたモデルが広がる可能性があります。