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株式会社ADワークスグループは、2026年6月15日、子会社の株式会社エー・ディー・ワークスが運営する第1号案件「ADW三重松阪市蓄電所」が需給調整市場の一次調整力へ参入し、取引を開始したと発表しました。
同蓄電所は2026年3月に運転を開始した系統用蓄電池施設です。今回の市場参入により、これまで実施してきた卸電力市場での価格差を活用した運用に加え、需給調整市場において電力系統の周波数維持に必要な調整力を提供することで、新たな収益機会の獲得を目指します。
複数市場を活用した収益モデルを構築
需給調整市場は、一般送配電事業者が電力需給のバランス維持に必要な調整力を確保するための市場です。なかでも一次調整力は、周波数変動に対して即時かつ自動的に応答する機能が求められ、充放電を高速で制御できる蓄電池との親和性が高いサービスとして注目されています。
今回の参入により、同社は卸電力市場と需給調整市場の双方を活用したマルチユース運用を進め、蓄電池資産の収益性向上と運用ノウハウの蓄積を図る考えです。
系統用蓄電池事業の拡大を加速
ADワークスグループは、系統用蓄電所事業を中長期的な成長事業として位置付けています。2025年から市場へ参入し、用地取得、開発、系統接続、電力市場運用などの実績を積み重ねてきました。
現在は第1号案件に加え、開発または稼働を予定する蓄電所5案件を保有しており、今後も事業規模の拡大を進める方針です。再生可能エネルギー導入の拡大に伴い調整力需要が増加するなか、蓄電池を活用した柔軟な電力システムの構築への貢献も期待されます。