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ENECHANGE株式会社は、2026年5月15日、2027年3月期の業績見通しを含む決算関連資料を発表しました。電力・ガス切替サービスやEV充電事業の拡大を背景に、収益改善を進めています。

同社は、一般家庭向け電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」を展開しており、電力価格高騰や料金メニュー多様化を背景に、比較・切替需要が増加しています。加えて、EV充電サービスやエネルギー事業者向けSaaS事業も収益拡大に寄与しています。
電力比較需要とEV充電事業が成長
開示資料によると、2027年3月期は売上高68億円、営業利益6億円を見込んでいます。過去には赤字が続いていましたが、エネルギープラットフォーム事業の拡大により黒字化を目指します。
特に近年は、市場連動型料金メニューや再エネプラン拡大に伴い、需要家側で「料金比較」や「契約切替」ニーズが高まっています。電気料金変動が大きくなる中、比較サービスの重要性も増しています。
また、EV充電インフラ事業では、集合住宅や商業施設向け導入拡大が進んでいます。
エネルギーDX拡大の象徴的事例にも
近年の電力自由化やGX推進を背景に、エネルギー分野でもデジタル化・データ活用競争が加速しています。単なる電力供給だけでなく、料金最適化、需要制御、EV連携などを統合するサービスへの転換が進みつつあります。
さらに、再エネ大量導入や市場価格変動拡大により、需要家側が価格変動を意識して電力利用を最適化する動きも広がっています。今後は、家庭用蓄電池やVPP、時間帯別料金との連携など、エネルギーDX市場全体がさらに拡大する可能性があります。