数値
東京都市大学は、2026年5月8日、産業技術総合研究所(産総研)と共同で、受光面積1平方センチメートルの2端子型ペロブスカイト/CIGSタンデム太陽電池において、世界最高となる25%超のエネルギー変換効率を達成したと発表しました。
軽量・柔軟な次世代タンデム型への期待
近年、異なる太陽電池を重ねて効率を高める「タンデム型太陽電池」の開発が加速しています 。特にペロブスカイトとシリコンの組み合わせは高い変換効率を誇りますが、シリコンは割れやすく柔軟性に欠ける課題がありました。
一方、CIGS太陽電池はペロブスカイトと同様に軽量かつフレキシブルな特性を持ちます。この両者を組み合わせたタンデム型は、曲面など従来のシリコン系では設置が困難だった場所への応用が期待されていますが、これまでは十分な効率が得られていませんでした。
キャリア再結合層の開発による効率向上
今回の研究では、ペロブスカイトとCIGSの界面に、新たに開発した「キャリア再結合層」を導入することに成功しました。これにより界面での損失を抑え、変換効率を劇的に向上させています。

今後は両電池の組成最適化を行い、さらなる短絡電流の改善を目指します。シリコン系タンデムに匹敵する高効率化を実現することで、次世代太陽電池の実用化を大きく前進させる方針です。