数値
東北電力は、2026年4月23日、福島県耶麻郡西会津町にある第二上野尻発電所の最大出力増加について発表しました。同日から、同発電所の最大出力を13,500kWから13,600kWへ100kW引き上げた運用を開始しています。

使用水量を増やし既設設備を有効活用
第二上野尻発電所は、阿賀野川水系阿賀川に位置するダム式水力発電所です。今回の出力増強では、水車発電機など既設設備の改造を行わず、使用水量を100.00㎥/sから108.00㎥/sへ増加することで、設備性能を最大限活用する方式を採用しました。
水車形式は立軸円筒可動羽根プロペラ水車で、発電機1台構成となっています。大規模更新を伴わずに出力向上を図る取り組みは、既存水力資産の効率改善策として注目される動きです。
国内では再エネ拡大に伴い、既設水力発電所のリパワリングや運用最適化による発電量増強が進んでいる。新規ダム開発が難しい中、既存設備の活用高度化による純国産エネルギー供給拡大が期待されそうです。
水力の安定電源価値にも注目
水力発電は、天候依存性の高い太陽光や風力と比較して調整力や安定供給力を持つ電源として再評価が進んでいます。特に東北エリアでは、既設水力の有効活用が脱炭素化と供給安定の両面で重要性を増している状況です。
東北電力は、安全確保を最優先に安定運転へ取り組みながら、水力活用によるCO2排出量削減を進める方針を示しています。
出典
出典:東北電力 プレスリリース