中国電力は、2026年5月12日、「柳井発電所2号系列リプレース計画 環境影響評価準備書」の届出・送付および縦覧開始を発表しました。
対象となるのは山口県柳井市の柳井発電所2号系列で、既設設備の更新を通じて発電効率向上とCO₂排出量削減を図る計画です。リプレース後は、LNGを燃料とするコンバインドサイクル発電方式を採用し、発電所全体の出力は現状153.9万kWから170.47万kWへ拡大する見込みです。
新2号機(仮称)の出力は52.27万kWで、既存2号系列39.6万kWと組み合わせた構成となります。準備工事は2027年7月、本体工事は同年9月の開始を予定しており、2030年7月の運転開始を目指しています。
環境アセス手続きが次段階へ
今回公表された準備書は、環境影響評価法および電気事業法に基づく手続きの一環として、環境調査結果や環境保全措置、環境影響の予測・評価を取りまとめたものです。
5月13日から6月26日にかけて、柳井市内の公共施設や同社施設で縦覧を実施するほか、5月28日には「アクティブやない」で住民説明会を開催します。住民や自治体からの意見を踏まえ、最終段階となる環境影響評価書へ反映する方針です。
老朽LNG火力更新が加速
国内では、高経年化したLNG火力の更新と高効率化が進んでいます。コンバインドサイクル方式は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせることで熱効率を高め、従来型火力に比べ燃料使用量やCO₂排出量を低減できる点が特徴です。
再エネ導入拡大に伴い、需給調整力や安定供給を担う調整電源の重要性が増しており、大規模LNG火力の高効率リプレース案件は今後も増加する可能性があります。
出典:中国電力 プレスリリース
