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株式会社商船三井は、2026年6月4日、米国ルイジアナ州沖で開発が進む洋上LNG液化設備(FLNG)プロジェクトへの最終投資決定を発表しました。同社は約3億米ドルを出資し、日本の海運会社として初めてFLNG事業へ参画します。

世界最大級のFLNG事業が始動
本プロジェクトは、Delfin Midstream社が開発する米国初のFLNG事業で、年間440万トンのLNG液化能力を備えます。総事業費は約50億米ドル、出資総額は約14億米ドルで、2030年頃の生産開始を予定しています。出資者にはGlobal Infrastructure Partners(BlackRockグループ)のほか、Vitol社などが参加しています。
長期販売契約と既設インフラを活用
事業では、米国本土で調達した天然ガスを既設パイプラインでルイジアナ州南部沖約40マイルのFLNG設備へ輸送し、洋上でLNGへ液化します。生産されるLNGは、Centrica社、Expand Energy社、Vitol社、Gunvor社との長期販売契約に基づき供給される予定です。
FLNGは陸上液化設備に比べて用地開発の影響を抑えられるほか、混雑した航路を避けた運用や、ハリケーン接近時の退避が可能な点も特徴です。米国産LNGの供給拡大を通じて、世界的な天然ガス需要への対応やエネルギー供給の多様化への寄与が期待されます。
出典:株式会社商船三井