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三菱電機株式会社は、2026年6月4日、バイオマス由来成分を40%以上含有しながら、高い耐熱性と流動性を両立した絶縁用エポキシ樹脂を発表しました。電力設備や電子機器に用いられる絶縁材料の環境負荷低減を目指す取り組みです。

バイオマス度40%と高性能を両立
エポキシ樹脂は、変圧器や開閉装置、パワーエレクトロニクス機器などの絶縁材料として広く利用されています。一方で、熱硬化性樹脂のためリサイクルが難しく、使用後は焼却処理されるケースが多いことから、環境負荷の低減が課題となっていました。
従来のバイオマス系エポキシ樹脂は、耐熱性や流動性を維持しながら植物由来成分を増やすことが難しく、バイオマス度は20~30%程度にとどまっていました。
電力・電子機器の脱炭素化を後押し
今回開発された樹脂は、植物由来原料を活用しながら、絶縁材料に求められる耐熱性や成形時の流動性を確保したことが特徴です。原材料の成長過程で吸収されたCO₂により、焼却時の排出を相殺できるため、ライフサイクル全体での温室効果ガス排出削減が期待されます。
電力インフラ機器や産業機器、電子機器分野での活用が見込まれており、材料レベルからのGX(グリーントランスフォーメーション)推進やサプライチェーン全体の脱炭素化につながる可能性があります。
出典:三菱電機株式会社