世界グリーンビルディング協議会(WorldGBC)を含む9つの国際的な創設団体は、2024年4月22日、AI技術の普及に伴う電力需要の急増に対応するための新組織「Greening AI Data Centres Coalition(GADCC)」の設立を発表しました。この連合は、AIデータセンターが環境に与える負荷を抑制し、業界全体の脱炭素化を加速させることを目的としています。

急増するAIの電力消費と環境負荷の抑制
国際エネルギー機関(IEA)の予測によると、データセンターによる電力需要は2030年までに現在の2倍以上に拡大する見通しです。現在、データセンターは世界全体の電力の最大2%を消費しており、AIの急速な発展が気候変動目標の達成を阻害する懸念が生じています。GADCCは、信頼性の高いサステナビリティ基準を策定することで、AIインフラの成長と環境保護を両立させるとしています。
業界横断的な連携による基準の統一
本連合にはWorldGBCのほか、BREや米国グリーンビルディング協会(USGBC)、気候債券イニシアチブ(CBI)などが参画しています。具体的な活動として、冷却効率や再生可能エネルギーの活用、資源保護に関する明確なベンチマークを設定し、実効性のない「グリーンウォッシュ」を排除することを目指します。これにより、持続可能な施設への適切な資本投下を促進し、地域社会のレジリエンス向上を図ります。
出典:https://worldgbc.org/article/worldgbc-joins-new-global-coalition-to-decarbonise-the-ai-revolution/