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ダイキン工業は、2026年4月14日に業務用エアコンの圧縮機からレアアース磁石を効率的に回収するための発表を行いました。本取り組みは、使用済み製品からネオジムやジスプロシウムなどの重要資源を抽出し、再び製品へと活用するサーキュラーエコノミーの構築を目的としています。
AIとロボットによる自動分解技術の導入
従来の圧縮機解体作業は構造が複雑なため、手作業に頼る部分が多く、回収効率の向上が課題となっていました。今回、同社はAI画像認識技術とロボットを組み合わせた自動解体システムを開発しました。このシステムにより、異なる機種が混在していても正確に形状を判別し、分解から脱磁、磁石の取り出しまでを短時間で完結できるとしています。
資源循環の加速と将来的な展望
今回の実証では、年間に数万台規模の圧縮機を処理する能力の検証が進められます。磁石の熱減磁処理についても、消費電力を最小限に抑えた加熱プロセスを導入し、環境負荷の低減を図っています。回収されたレアアースは、高純度な状態で磁石メーカーへ供給され、再びエアコン用モーターの材料として再利用される予定です。