ハイレゾは、2026年4月24日、戸田建設から資金調達を実施し、洋上風力発電を活用したAIデータセンター運営に向けた連携を進めると発表しました。
生成AI普及に伴いGPU需要が急増する中、AIデータセンターでは電力消費と排熱処理コストの増大が大きな課題となっています。一方、戸田建設が推進する洋上風力発電は地方沿岸部への立地が中心で、都市部需要との距離が課題となっていました。今回の連携では、再エネ電源の近傍にAIデータセンターを配置することで、「ワット・ビット連携」の実装を目指します。

地方分散型AIデータセンターを拡大
ハイレゾは、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を展開し、地方分散型GPUデータセンターを全国で整備しています。これまで石川県、香川県、佐賀県で5拠点を展開しており、廃校など遊休施設を活用した低コスト運営を特徴としています。
同社は2024年に経済産業省の「クラウドプログラム」供給確保計画認定を受けたほか、2026年2月にはブータン王国でのグリーンAIデータセンター実証事業が経産省補助事業に採択されています。
GPUクラウド「GPUSOROBAN」は、NVIDIA製GPUを用いた生成AIやLLM向け計算基盤を提供しており、累計利用実績は2,000件超。大学研究機関や製造業、建設業など幅広い業種で利用されています。
再エネ立地とAI計算需要の接続進む
政府は近年、再エネ電源とデータセンター立地を連携させる「ワット・ビット連携」を推進しています。AI向けデータセンターの電力需要急増に対し、系統制約の大きい地域で余剰再エネを活用しながら計算処理を分散配置する構想が広がりつつあります。
特に洋上風力は、北海道や東北、九州沿岸部など電力需要地から離れた地域への導入が中心となるため、電力消費地そのものを再エネ立地側へ移すモデルへの関心が高まりそうです。
出典:ハイレゾ プレスリリース