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日本板硝子は、2026年4月、使用済み太陽光パネルのカバーガラスを新たな板ガラス原料として再利用する「水平リサイクル」の実証実験成功を発表しました。
今回の実証では、廃棄された太陽光パネルから回収したカバーガラスを原料として利用し、新たなガラス製品製造に活用できることを確認しました。従来は路盤材などへの再利用が中心でしたが、同種用途へ再資源化する水平リサイクル実現に向けた取り組みとなります。
太陽光パネルは重量の約7割をガラスが占めるとされ、今後大量廃棄時代を迎える中で、資源循環技術の高度化が課題となっています。

ガラス純度確保が技術課題に
太陽光パネルにはEVA樹脂や金属配線など複数材料が含まれるため、カバーガラスを高純度で回収する技術が重要となります。
日本板硝子は今回、異物除去や品質管理を行いながら、ガラス溶融工程で再利用可能な品質を確認したとしています。
水平リサイクルが普及すれば、天然原料使用量削減や製造時CO2排出削減につながる可能性があります。
太陽光パネル大量廃棄への対応加速
国内ではFIT制度開始以降、太陽光発電導入量が急増しており、2030年代後半以降には大量廃棄が本格化すると見込まれています。
政府や業界団体でもリサイクル制度整備が進む中、ガラス、アルミ、銀などの高効率回収技術への注目が高まっています。