株式会社日本ベネックスは、2026年5月14日、神奈川県座間市の物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)座間」の屋根を活用した太陽光発電所「ベネックス座間ソーラーポート」の運転を開始したことを発表しました。本発電所の稼働により、同社が保有するFIP太陽光発電所の合計出力は60MW(メガワット)を超え、再生可能エネルギー事業の規模をさらに拡大させています。

本プロジェクトは、三井不動産株式会社が開発した施設屋根に約4.2MWの太陽光パネルを設置するものです。発電した電力は、施設内で直接消費する「オンサイトPPA」と、余剰分を卸電力市場などで売電しながらプレミアム(補助額)を受け取る「FIP(フィードインプレミアム)制度」を組み合わせたハイブリッドな運用を行うとしています。
オンサイトPPAと余剰FIPを組み合わせた高度なエネルギー活用
今回の設備では、日中に発電した電力を優先的に施設内の照明や空調などの動力源として供給します。これにより、施設利用者は電力系統からの購入量を削減でき、Scope 2における二酸化炭素排出量の低減を直接的に実現します。
さらに、施設内で使い切れなかった余剰電力については、FIP制度を活用して市場へ供給します。FIP制度は市場価格に連動するため、蓄電池等との組み合わせによる将来的な需給調整への対応も見据えた、より自立的かつ持続可能な発電モデルの構築を図る狙いがあります。
自社保有FIP発電所が60MWに到達、脱炭素インフラの主軸へ
日本ベネックスは、これまで全国の物流施設を中心に太陽光発電所の建設・運営を加速させてきました。本発電所の稼働は同社にとって重要な節目となり、FIT(固定価格買取制度)からFIPへの移行が進む日本のエネルギー市場において、確固たる実績を積み上げています。
物流施設は広大な屋根面積を持つことから、都市部における貴重な再エネ供給源として注目されています。同社は、三井不動産のようなパートナー企業との連携を強化することで、未利用資産である「屋根」を脱炭素インフラへと変貌させ、地域社会のグリーン化に貢献していく方針です。
出典:神奈川県座間市にて約4.2MWのオンサイトPPA・余剰FIP太陽光発電所を稼働~自社FIP太陽光発電所は60MW超に~