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22619900 【風力市場】世界風力エネルギー協会、風力発電タービンの新設ラッシュと主要メーカーの100GW突破実績を発表

数値

世界風力エネルギー協会(GWEC)は、2026年5月14日、世界の風力発電市場における最新の供給サイドデータをまとめた年次報告書を発表しました。再生可能エネルギーへの需要が世界規模で急増する中、2025年に新たに設置された風力発電タービンの基数は前年比で23パーセント増加したことが明らかになりました。

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報告書によると、2025年単年で機械的に新設された風力発電の容量は、前年比40パーセント増となる過去最高の178ギガワット(GW)を記録しました。年間を通じて世界全体で28,395基の新しいタービンが稼働を開始しており、サプライチェーンの混乱や厳しいビジネス環境を乗り越えて市場が急速に拡大している実態を示しています。

主要メーカーによる累積導入量のマイルストーン達成

今回の調査結果における最大の注目点は、累積の設置容量が100ギガワットの大台を突破した製造メーカー(OEM)が計5社に達したことです。この規模の発電容量は、世界の主要経済国の電力を十分に賄える量に匹敵します。

累積導入量の首位を維持しているのはデンマークのベスタス(Vestas)で、2025年中に世界で初めて累積200ギガワットの大台(201ギガワット以上)を突破しました。これに続く2位には163ギガワットを記録した中国のゴールドウィンド(金風科技、Goldwind)が浮上し、3位はシーメンスガメサ(Siemens Gamesa)の148ギガワット、4位はGEヴェルノヴァ(GE Vernova)の125ギガワットとなっています。さらに、中国のエンビジョン(遠景能源、Envision)が2025年末時点で103ギガワットに達し、新たに「100ギガワットクラブ」の仲間入りを果たしました。

地域別の市場動向と将来的な成長への潜在性

2025年の単年実績においては、中国企業5社が母国市場を中心として最も多くの風力タービンを設置しました。一方で、累積設置量のトップ5のうち3社は欧米のメーカーが占めており、特に首位のベスタスは最も多くの国や地域に製品を供給しているという特徴が見られます。

現在、風力発電は世界全体の電力需要の9.5パーセントを担うまでに成長しています。国際的な化石燃料市場の不安定化を背景に、国産のクリーンで信頼性の高いエネルギー源としての重要性はさらに増しており、あらゆる地域の製造メーカーにとって、既存市場および新興市場の双方で事業をさらに拡大していく膨大な潜在力が残されているとしています。

出典:世界風力エネルギー協会(GWEC)公式ウェブサイト ニュースリリース

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