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33000220 【HVDC】日立エナジー、ムンバイ都心部へ電力を供給する高圧直流送電(HVDC)システムの運転を開始

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日立エナジーは、2026年4月22日、インドのアダニ・エナジー・ソリューションズと共同で、ムンバイ都心部へ電力を供給する高圧直流送電(HVDC)システムの運用を開始したことを発表しました。このプロジェクトは、2,000万人以上の人口を抱える巨大都市ムンバイに対し、クリーンで安定した電力を長距離輸送する画期的なインフラ事業です。

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本システムは、マハラシュトラ州のクダルギからムンバイ中心部まで、電力需要の急増に対応するために構築されました。同社独自の「HVDC Light」技術を採用することで、従来の交流送電と比較して送電損失を大幅に低減し、都市部での効率的な電力インフラ構築を実現するとしています。

都市中心部への「HVDCインフィード」による安定供給

ムンバイのような過密都市では、新たな送電網を構築するための用地確保が困難ですが、本プロジェクトは既存のインフラを最大限に活用しながら都心部へ直接送電する「シティセンター・インフィード」を実現しました。これにより、都市の再開発や急速な電動化に伴う電力需要の増大を支える基盤が整いました。

また、このHVDCシステムは1,000MW(メガワット)の電力を輸送する能力を持ち、周辺地域で発電された再生可能エネルギーを効率的に都市部へ引き込む役割も担います。交流系統の安定化を図りながら、停電リスクの低減と電力品質の向上に大きく寄与します。

インドの脱炭素化とエネルギー転換への貢献

アダニグループとの強力なパートナーシップにより実現した本事業は、インド政府が掲げる再生可能エネルギーの導入目標達成に向けた重要な一歩となります。直流送電は長距離輸送において電力のロスが少ないため、遠隔地の再エネ電源を需要地である大都市へ繋ぐための鍵となる技術です。

日立エナジーは、世界各地で培ったHVDC技術の知見をインド市場に投入することで、持続可能なエネルギーシステムの構築を加速させています。今後も高度なグリッドソリューションを通じて、世界的なエネルギー転換と脱炭素社会の実現をリードしていく考えです。

出典:日立エナジー、インドのアダニグループとムンバイ都心部への電力供給用高圧直流送電(HVDC)システムの運転を開始

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