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53210101 【アワリーマッチングPPA】関西電力、阪急電鉄とアワリーマッチング指向PPA締結。25MWで鉄道電力の再エネ比率拡大 昼間最大60%を再エネ化

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阪急阪神ホールディングスは、2026年5月22日、阪急電鉄の鉄道用電力向けに25MWの追加コーポレートPPAを締結し、再生可能エネルギー導入を拡大すると発表しました

今回の追加契約により、阪急電鉄の鉄道用電力における再エネ比率は年間使用電力量ベースで16.7%に拡大します。さらに昼間時間帯では、鉄道運行に使用する電力の最大約60%が再エネ由来となる見込みです。

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新たに追加される25MW分は、関西電力グループとのコーポレートPPAを通じて供給されます。発電所で生み出された再エネ電力と環境価値を長期契約で紐づける仕組みで、阪急電鉄は鉄道事業におけるCO2排出削減を進めます。

アワリーマッチング型PPAを活用

今回の特徴の一つが、関西電力グループが強みを持つ「アワリーマッチング型PPA」の考え方を取り入れている点です。

従来の年間一致型の再エネ調達では、昼間に発電された太陽光由来の環境価値を夜間電力へ適用するケースも多く、実際の電力使用時間との乖離が課題となっていました。

これに対し、アワリーマッチングでは、発電と需要を時間単位でできる限り一致させる考え方を採用します。鉄道需要が大きい昼間時間帯に太陽光発電を重点的に活用し、再エネ利用の「同時性」を高める工夫を進めているようです。

関西電力は近年、非化石証書の時間価値活用や24/7カーボンフリー電力への対応を進めており、需要家側の実使用時間に近い形で再エネを割り当てる取り組みを強化しています。

鉄道事業でも再エネ高度化が進展

鉄道は大量輸送によって自動車よりCO2排出原単位が低い一方、運行電力の多くを系統電力へ依存しています。そのため、近年は東急電鉄、小田急電鉄、JR各社などでも再エネPPA導入が広がっています。

特に都市鉄道では昼間需要比率が高く、太陽光発電との親和性が比較的高いとされています。今後は蓄電池や時間帯別環境価値を組み合わせた「24/7型」の再エネ調達へ発展する可能性もありそうです。

データセンターや製造業だけでなく、鉄道インフラでも時間一致型の再エネ調達が広がれば、日本国内でもアワリーマッチング市場形成が進むことが期待されます。

出典:阪急阪神ホールディングス「コーポレートPPA 25MWの追加契約により阪急電鉄の鉄道用電力における再エネ活用をさらに拡大」

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