株式会社NTTデータグループは2026年4月17日、千葉県の印西・白井エリアにおいて、合計受電容量約250MW(メガワット)を誇る国内最大級のデータセンターキャンパス開発プロジェクトを始動したと発表しました。生成AI(人工知能)の普及に伴う計算資源の需要急増に対応するため、複数のデータセンター棟で構成される大規模なキャンパスを段階的に整備していく方針です。
本プロジェクトは、同社がグローバルで展開するデータセンターブランドの一環として位置づけられています。都心からのアクセスが良く、地盤が強固な印西・白井エリアの特性を活かしつつ、最新の液体冷却技術の導入など、高密度なAIサーバーの稼働に最適化したインフラ環境を提供することを目的としています。
圧倒的なスケールとAI特化型の次世代設備
今回開発されるキャンパスは、単一の拠点としては国内屈指の規模となります。AIモデルの学習や推論に不可欠なGPU(画像処理装置)などの高発熱サーバーを効率的に冷却するため、従来の空冷方式に加え、水冷や液浸冷却といった次世代の冷却システムへの対応を設計段階から組み込んでいる点が特徴です。
これにより、データセンターのエネルギー効率を示す指標であるPUE(電力使用効率)を極限まで抑え、膨大な電力を消費するAIインフラの持続可能性を追求します。NTTデータは、急速に進化するテクノロジー環境において、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支えるための安定的な計算基盤を早期に構築するとしています。
再生可能エネルギーの活用と地域共生の推進
環境面への配慮として、本キャンパスで使用する電力には再生可能エネルギーを積極的に導入し、運用段階での温室効果ガス排出実質ゼロを目指します。また、NTTグループが推進する次世代光ネットワーク構想「IOWN(アイオン)」との連携により、超低遅延・広帯域な通信環境を整備し、データセンター間の効率的なリソース共有を実現するとのことです。
さらに、地域社会との共生を掲げ、建設にあたっては周辺環境や景観への配慮を徹底するほか、地域の防災拠点としての機能提供や雇用創出にも貢献する計画です。NTTデータは、本プロジェクトを次世代のデジタル社会を支える不可欠なインフラと位置づけ、グローバル水準のサービス提供体制を強化していく構えです。

出典:https://www.nttdata.com/global/ja/news/release/2026/041700/