■国連 24/7 CFEガイドブックの詳しい解説
(解説者:㈱電力シェアリング&アワリーマッチング推進協議会)
【第1回】アワリーマッチングの定義
【第2回】タイムトラッキングの仕組み
【第3回】ローカルマッチングの定義
【第4回】境界設定の考え方
【第5回】カーボンフリー電源の定義
【第6回】テクノロジー・インクルーシブとは
【第9回】電力システムコストへの影響評価
【第10回】スマートメータの重要性
【第11回】企業基準(Corporate standards)改定の方向性
【第12回】環境証書(GC-EAC)取引の国際標準手法
【第13回】GC-EAC取引・トラッキングシステムの信頼性と透明性の確保
【第14回】アワリーマッチングを実現するPPAの設計方法
【第15回】世界各国の政策・規制フレームワークの構築状況
【第16回】グリーン水素へのアワリーマッチング適用
【第17回】企業担当者向け:アワリーマッチング再エネ調達とPPA締結の実務
【第18回】再エネ発電・蓄電事業者向け:PPAの締結と付加価値サービスの設計方法
【第19回】各国政府政策・規制担当者へのアドバイス
アワリーマッチングについて、24/7 Carbon-Free Energy Compact Guidebook(ガイドブック)においては、実務者向けにわかりやすく説明がなされています。その内容をサマリーしてみます。
1. 再エネ電源は時間的に変動するという前提
太陽光や風力といった主要なカーボンフリー電源は、発電量が時間とともに大きく変動するという特性を持っています。例えば、太陽光発電は日照がある時間帯にしか発電せず、風力発電も年間を通じて出力が変動します。このような発電の時間的変動は、電力の供給プロファイルが一定ではないことを意味します。
2. 年間マッチングの限界
従来の年間単位でのマッチングは、こうした時間変動を平均化してしまうため、実態を十分に反映しないという問題があります。年間合計で再エネと一致している場合でも、実際には電力消費と発電のタイミングが一致していない可能性があります。その結果、「100%再エネ使用」といった主張が、実際の電力使用実態を過大評価してしまう場合があります。
3. 時間単位での一致の必要性
こうした課題を踏まえ、より信頼性の高い評価を行うためには、電力消費と発電を時間単位で一致させる必要があります。時間粒度を細かくすることで、実際の供給と需要の関係をより正確に捉えることができ、排出量の評価の精度も向上します。そのため、アワリーあるいはそれより細かい単位での一致が求められています。
4. アワリーマッチングの仕組み
アワリーマッチングでは、電力消費と同じ時間帯に発電されたカーボンフリー電力を対応づけることで、より正確なカーボンフットプリントの把握が可能になります。例えば、昼間に発電された太陽光電力を蓄電池に充電し、それを夜間に使用することで、時間的なずれを補完することも含まれます。このように、実際の発電時間と消費時間を意識した運用が行われます。
5. システム全体への効果
このアプローチは、カーボンフリー電力が利用可能な時間帯での消費を促進し、化石燃料への依存を低減する効果があります。また、電力システム全体としても、再エネの利用効率を高めるとともに、より実質的な脱炭素化を進めることにつながります。結果として、各時間帯において真にカーボンフリーな電力利用を実現する方向へとシステムを導くものです。
■国連 24/7 CFEガイドブックの詳しい解説
(解説者:㈱電力シェアリング&アワリーマッチング推進協議会)
【第1回】アワリーマッチングの定義
【第2回】タイムトラッキングの仕組み
【第3回】ローカルマッチングの定義
【第4回】境界設定の考え方
【第5回】カーボンフリー電源の定義
【第6回】テクノロジー・インクルーシブとは
【第9回】電力システムコストへの影響評価
【第10回】スマートメータの重要性
【第11回】企業基準(Corporate standards)改定の方向性
【第12回】環境証書(GC-EAC)取引の国際標準手法
【第13回】GC-EAC取引・トラッキングシステムの信頼性と透明性の確保
【第14回】アワリーマッチングを実現するPPAの設計方法
【第15回】世界各国の政策・規制フレームワークの構築状況
【第16回】グリーン水素へのアワリーマッチング適用
【第17回】企業担当者向け:アワリーマッチング再エネ調達とPPA締結の実務
【第18回】再エネ発電・蓄電事業者向け:PPAの締結と付加価値サービスの設計方法
【第19回】各国政府政策・規制担当者へのアドバイス
