戸田建設のタイ現地法人であるタイ戸田建設は2026年1月30日、エスビー食品がタイに新設する工場の建設工事において、使用する電力の全量を再生可能エネルギー由来の電力で賄う取り組みを発表しました。今回の試みは、戸田建設グループの海外現地法人として、建設現場に再生可能エネルギー電力を導入する初めての事例となります。
工期全体の電力を再生可能エネルギーで充足
本プロジェクトでは、エスビー食品がタイ・チョンブリ県に設立した現地法人「S&B Foods (Thailand) Co., Ltd.」の新工場施工にあたり、着工から竣工までの全工程で使用される電気を対象としています。国際的な再生可能エネルギー証書(I-REC)を活用することで、工期中に消費する電力(約200MWhを想定)を100%再エネ由来とします。
建設段階から発生する二酸化炭素(CO2)排出を実質ゼロに抑えるこの取り組みは、2050年のカーボンニュートラルを目指すエスビー食品と、RE100に加盟する戸田建設が協働して実現しました。2026年11月末の建物竣工を目指し、クリーンなエネルギーによる施工が進められています。
タイ市場における脱炭素施工のモデルケース
タイ戸田建設は、現地での施工管理において日本国内と同等の高い環境基準を適用しています。今回の新工場は、ハラル認証に対応した即席カレー製品などの生産を予定しており、東南アジア・オセアニア地域に向けた戦略的拠点となります。
戸田建設は、顧客のサプライチェーン排出量における「スコープ3(生産設備建設段階のCO2)」削減に寄与することで、環境価値の高い施設の提供を目指しています。今後もASEAN地域における建設プロジェクトにおいて、こうした環境配慮型の施工体制を広めていく方針です。