ダイドードリンコ株式会社は、2026年3月30日、子会社のダイドーアサヒベンディングの営業所において、株式会社UPDATERが提供する再生可能エネルギーの導入を順次開始することを発表しました。
今回の取り組みは、全国96拠点の営業所のうち50拠点において、実質再生可能エネルギー100%の電力を順次活用するものです。

自動販売機の運営拠点という、地域に密着した多拠点インフラを持つ企業が、その所在エリア内の発電所から電力を調達する仕組みは、物理的な電力網の構成と、契約上の電力流通を地域単位で一致させる「地産地消」の具体化として位置づけられます。
将来的にはブロックチェーン技術が拓くP2P電力取引の可能性
エネルギーの地産地消を実現する上で最大の課題は、「どの発電所の電力が、いつ、誰に届けられたか」を客観的かつ改ざん困難な形で証明することです。既存の電力系統においては、全ての電力は混ざり合って供給されるため、特定の電源を指定して利用するには高度な情報処理技術が必要とされます。
ブロックチェーン技術は、この課題に対してP2P(ピア・ツー・ピア)の取引基盤を提供します。発電量と消費量をリアルタイムで突き合わせることで、地域内の余剰電力と不足分を瞬時に把握し、トークンやデジタル証明書を用いて直接的なマッチングを実現する道筋が見えてきます。
こうした技術的裏付けにより、これまで「大規模電源からの一方向供給」であった電力システムが、「地域内の分散型電源と需要家を網の目状につなぐ多方向供給」へと構造転換する可能性を秘めています。これは、大手電力会社に依存しすぎない自律的なエネルギー圏の形成を支援する要素となります。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000345.000021555.html