株式会社ブロードバンドタワーと合同会社石狩再エネデータセンター第1号(ISRD)は2026年4月13日、北海道石狩市で開業を予定している「石狩再エネデータセンター」において、高度なコネクティビティサービスの提供に向けた連携を発表しました。ブロードバンドタワーが展開するネットワークサービス「dc.connect NeX」を活用し、次世代光ネットワーク技術「IOWN APC(オールフォトニクス・ネットワーク)」を基盤とした高度な通信環境を構築するとのことです。
石狩再エネデータセンターは、地域由来の再生可能エネルギー100%で運用されるデータセンターとして、2026年3月末に施設が竣工しました。今回の連携により、首都圏のデータセンター群と北海道の再エネ拠点を低遅延かつ大容量なネットワークで結び、企業の脱炭素化とデジタルトランスフォーメーション(DX)の両立を支援する体制が整います。
「dc.connect NeX」による拠点間接続の高度化
連携の核となる「dc.connect NeX」は、ブロードバンドタワーが提供するデータセンター専用のネットワークプラットフォームです。このサービスを石狩再エネデータセンターへ導入することで、利用者は地理的に離れた東京圏のデータセンターや主要なクラウドサービスと、石狩の計算資源をあたかも同一拠点にあるかのような感覚でシームレスに連携させることが可能になります。
特に、IOWN APCの特性を活かすことで、従来のネットワークと比較して大幅な低遅延化と消費電力の削減が期待されています。これにより、大量のデータを扱うAI学習やリアルタイム性の高いアプリケーションを、環境負荷の低い北海道の再エネ電力を用いて効率的に運用できる環境が実現するとしています。
再エネ100%データセンターの価値を最大化
2026年中の開業を目指す石狩再エネデータセンターは、石狩市の豊富な再エネ資源を直接活用する「地産地消型」のインフラとして注目を集めています。今回のブロードバンドタワーとの連携は、この再エネデータセンターに強力な「接続性(コネクティビティ)」という付加価値を与えるものです。
両社は今後、石狩エリアを日本の新たなデジタルインフラの拠点として発展させるべく、ネットワークの拡張やサービスの多様化を共同で進める計画です。再エネ電力の安定供給と、IOWN技術による次世代の通信インフラを組み合わせることで、国内における持続可能なデータセンター事業の先駆的なモデルケースを構築していく方針とのことです。