中国電力株式会社および戸田建設株式会社は、2026年4月15日、島根県益田市で計画されている「益田匹見(ますだひきみ)風力発電事業」の事業主体であるアジア風力発電株式会社の株式の一部を取得し、同事業へ出資参画したと発表しました。
本事業は、これまで株式会社商船三井および株式会社北拓が中心となって進めてきたもので、新たに地元の電力大手である中国電力と、再生可能エネルギー事業に実績を持つ戸田建設が加わることになります。4社が連携する体制を構築することで、地域に根差した安定的な事業運営を目指すとしています。
合計出力5万4,000kWの大型陸上風力発電所を建設
本プロジェクトの舞台となるのは島根県益田市匹見町で、単機出力4,200kWの大型風力発電機を13基設置する計画です。完成後の合計発電出力は54,000kW(54MW)に達し、国内でも有数の規模を誇る陸上風力発電所となります。
発電所の開発から運転、その後の保守・管理についてはアジア風力発電が担います。今回の出資参画により、各社が保有するエネルギー事業の知見や建設技術を結集し、山間部における大規模な風力発電設備の構築を確実なものにするとしています。
2030年の運転開始に向けた建設工事の本格化
事業スケジュールについては、2030年1月の運転開始を目標に掲げています。出資体制が整ったことを受け、現地での発電所建設工事を本格的に開始する段階に入りました。
中国電力は、カーボンニュートラルの実現に向けた電源ポートフォリオの拡充を推進しており、本事業への参画もその一環として位置づけられています。また、地域共生を重視しながら、再生可能エネルギーの導入拡大を通じた地元のエネルギー自給率向上に寄与する方針としています。
出典:https://www.energia.co.jp/assets/press/2026/p20260416.pdf