ロイター通信は2026年4月28日、パナマ船籍の大型原油タンカー「出光丸」がペルシャ湾からホルムズ海峡を通過したことを報じました。船舶追跡データの解析により明らかになったもので、同船はサウジアラビア産の原油約200万バレルを積載していることが確認されています。

緊迫するホルムズ海峡の現状と初通過
イランを巡る紛争が激化して以降、日本に関連する原油タンカーが同海峡を通過したのは今回が初めての事例となります。出光興産の子会社である出光タンカーが運航する同船の動向は、エネルギー供給網の安全性を測る重要な指標となっています。中東情勢の緊迫化に伴い、多くの船舶が航路の変更を余儀なくされる中で、今回の通過は極めて異例の動きとして注目されています。
日本へのエネルギー供給への影響
積載された200万バレルの原油は、日本のエネルギー需要を支える貴重な資源となります。ホルムズ海峡は世界の原油輸送の要衝であり、ここを通る航路の安全性確保は国内のエネルギー安定供給に直結します。今回の航行成功により、紛争下においても一定の輸送ルートが維持されていることが示されましたが、依然として現地の情勢には予断を許さない状況が続いているとしています。