川崎汽船は、2026年4月21日、アジアおよびオーストラリア地域におけるCO2の回収・利用・貯留(CCUS)の拠点開発を目的としたコンソーシアムへの参加を発表しました。このプロジェクトは、インドやマレーシアを含む計5つの候補地を対象に、液化CO2の貯留と商業化に向けた具体的な事業性調査(FS)を加速させるものです。
アジア5拠点での貯留事業を具体化
調査の対象となるのは、インドやマレーシアといったアジア圏の主要な5つのエリアです。資源メジャーや大手鉄鋼メーカーが枠組みに加わっており、サプライチェーン全体を通じた脱炭素化の実現を目指しています。各拠点では、排出されたCO2を液化して船舶で輸送し、地下への貯留や有効利用に繋げるためのインフラ整備および経済性の検証が進められる計画です。
輸送実績を活用した脱炭素への寄与
川崎汽船は、欧州で先行する液化CO2輸送プロジェクト「Northern Lights」に参画しており、これまでに蓄積した海運および物流の知見を本調査に投入します。2025年以降の本格的な事業展開を見据え、港湾のカーボンニュートラル化(CNP)や代替燃料への転換促進を含めた検討が行われる方針です。同社は、中長期的な環境戦略の一環として、二酸化炭素の排出ネットゼロに向けた取り組みを強化する方針としています。
出典:https://www.kline.co.jp/ja/news/drybulk/drybulk-20260421.html