東京都は2026年1月30日に発表したところによれば、ペロブスカイト太陽電池(愛称:Airソーラー)の普及拡大に向け、都内へ新たに設置を行う民間事業者への支援事業、および都有施設への先行導入に向けた事業者の公募を同時に開始しました。
本事業は、軽くて曲げられるというペロブスカイト太陽電池の特性を活かし、従来のシリコン系パネルでは設置が困難だった壁面や耐荷重の低い屋根などへの導入を促進するものです。2035年までに都内1GWの導入を目指す目標に向け、実用化と量産化への動きを後押しします。
助成率10/10・最大3億円 民間施設への導入を強力にバックアップ
「Airソーラー設置事業者支援事業」では、民間ビルや工場などに当該設備を導入する際の経費を助成します。助成率は10/10(全額助成)となっており、1事業あたりの上限額は3億円に設定されています。
この支援策により、事業者は初期投資の負担を大幅に抑えながら最新の再エネ技術を導入することが可能となります。東京都は、多様な設置事例を蓄積することで、将来的な施工コストの低減や維持管理手法の確立を図りたい考えです。
都有施設をショールームに フィルム型や庭園灯の公募を実施
都有施設への先行導入事業においては、技術の有効性を検証し、都民や事業者への認知度を高めるための設置事業者を募集します。対象となるのは、建物の外壁等に適した「フィルム型Airソーラー」と、独立電源として機能する「Airソーラー搭載庭園灯」の2カテゴリーです。
具体的には、フィルム型は晴海客船ターミナル、庭園灯は都庁本庁舎やお台場海浜公園といった象徴的な場所への設置が予定されています。公募期間は2026年1月30日から2月13日までとなっており、選定された事業者は、都の施設をフィールドとした実証および運用を担うことになります。