竹中工務店は、2026年3月2日にデータセンター建設に特化した設計支援ツールの開発を発表しました。建設業界で初となるこのツールは、過去の設計実績や知見をデータベース化しており、プロジェクト初期の基本計画を大幅に効率化するものです。

複雑な設備要件を自動で最適化
データセンターの設計は、サーバーの稼働に必要な電力容量や空調設備の能力、さらには機器の収容効率など、建築と設備の両面から複合的な検討が求められます。本ツールは、敷地条件や必要設備などの基本情報を入力するだけで、最適な設計プランを自動で作成します。
主な機能として、受変電設備や非常用発電機、無停電電源装置(UPS)といった主要インフラの仕様・容量の自動算出機能を備えています。また、サーバールームである「データホール」や関連諸室の必要面積を算出し、建物全体のボリュームを検討する機能も搭載されています。
設計期間を数カ月から数週間に短縮
このツールの導入により、従来は数カ月を要していた設計基本計画の策定期間が、約2~3週間にまで短縮される見込みです。AIブームに伴うデータセンター需要の急拡大を背景に、迅速な事業化検討が求められる市場環境に対応します。
さらに、建物外観や内部の設備配置を視覚化する3D画像の自動生成機能により、設計品質の標準化を図るとともに、顧客との認識共有を深めて合意形成を加速させるとしています。