経済産業省は、グリーンイノベーション(GI)基金を通じた新たな支援配分方針を発表しました。脱炭素社会の実現に不可欠な革新技術の社会実装を急ぐため、ペロブスカイト太陽電池、次世代型地熱発電、資源循環の3領域に対し、重点的に予算を投じる計画です。
ペロブスカイト太陽電池に1051億円を確保
次世代太陽電池の有力候補である「ペロブスカイト太陽電池」については、従来の支援枠を250億円上積みし、総額1051億円まで拡充します。このうち最大約562億円が量産化に向けた技術確立や、実際の設置環境でのフィールド実証に割り当てられる見通しです。軽量で柔軟性があるという特性を活かし、従来のシリコン型では設置が困難だった建物の壁面や耐荷重の低い屋根への導入を、研究開発から実用化まで一気通貫で後押しします。
地熱発電と資源循環への巨額支援
地熱発電分野では、より深い層から熱を取り出す次世代技術の開発などに1102億円を投じ、国内の安定的なベースロード電源の確保を目指します。また、廃棄物の再資源化を進める資源循環分野に対しても、最大469億円の支援を決定しました。経済産業省は、これらの分野における技術開発と実証実験を加速させることで、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた産業競争力の強化を図る方針としています。
出典:https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/green_innovation/pdf/016_gijiroku.pdf