関西電力とBIPROGYは2025年12月18日に発表したところによれば、脱炭素経営への関心が高まる中、1時間単位(アワリー)で再生可能エネルギーの供給量と消費量を一致させる「アワリーマッチングシステム」の実証試験を開始しました。
本実証は、特定の再エネ発電所から電力を購入する「コーポレートPPA(電力販売契約)」を活用したものです。従来の証書による再エネ化は、年間や月間での総量マッチングが主流でしたが、本システムではブロックチェーン技術等を用いることで、電力需給の同時同量を1時間単位で可視化し、トラッキングの透明性を飛躍的に高めます。具体的には、関西電力が供給する再エネ電源の発電データと、需要家の消費データをリアルタイムで照合し、真に「再エネが使われている時間帯」を証明します。
アワリーマッチングは、RE100や24/7カーボンフリーエネルギー(CFE)を目指す企業にとって、より高度な排出削減の裏付けとなる重要な手法です。本実証を通じて、供給が不安定な太陽光や風力などの変動性再エネ(VRE)に対し、蓄電池やデマンドレスポンス(DR)を組み合わせた最適な需給調整モデルの構築も目指しています。両社は、このデジタル基盤の構築により、日本のグリーン・トランスフォーメーション(GX)を加速させ、信頼性の高い再エネ流通市場の創出に寄与していく方針です。